こんにちは!
熊本県を中心に、リフォーム・新築工事を承っております、
モリモトです。今回はドローンで屋根を撮影する際の注意点を紹介します。
近年、ドローン技術の発展により、屋根の点検にドローンが活用されるケースが増えています。広範囲を短時間で撮影でき、高所へのアクセスも容易なため、従来の人力による点検よりも効率的かつ安全に行うことができます。しかし、ドローン撮影だけで屋根の状態を全て把握できるわけではありません。
ドローン撮影で確認できる項目
汚れやコケ
屋根表面に付着した汚れやコケは、ドローン映像で鮮明に確認できます。
大きめのひび割れ
瓦や金属板などの屋根材に生じた、目視でも確認できる程度の大きなひび割れも確認できます。
棟板金の状態
棟板金とは、屋根の頂点部分を取り巻く金属板のことです。ドローン映像で棟板金の歪みや浮き上がりなどを確認することができます。
ドローンでは確認が困難な場所
下地材の状態
屋根材の下には、防水性や構造的な安定性を担保する下地材が存在します。ドローンは屋根表面しか撮影できないため、下地材の劣化や腐食は確認できません。
貫板の状態
貫板とは、屋根材を支えるために設置される板状の部材です。貫板が傷んでいると、強風などで屋根材が飛ばされる恐れがあります。ドローン映像では貫板の状態を詳細に確認することはできません。
雨漏りの有無
雨漏りが軽微な場合は、ドローン映像で確認することは困難です。放置すればシロアリ被害などの深刻な問題に発展しかねません。
ドローンと目視での確認を行う
ドローンで屋根全体を撮影し、目視で確認できない部分や異常箇所を特定します。
専門家が屋根に上がり、ドローン映像で特定した箇所を重点的に調査します。
下地材や貫板の状態、雨漏りの有無などを確認します。
調査結果に基づき、必要に応じて補修工事を行います。
ドローンによる屋根点検を検討している場合は、上記の点を踏まえ、専門業者に相談することをおすすめします。
ドローン撮影は、屋根点検の有効な手段の一つですが、あくまでも補助的な役割であることを理解することが重要です。
より詳細な調査を行うためには、ドローン撮影に加えて、専門家が実際に屋根に上がり、目視で状態を確認する必要があります。ドローン映像と目視調査を組み合わせることで、屋根の状態をより正確に把握することができます